トイレの神様

昨今、いろいろな本を見ているとトイレの掃除にまつわる話を
多く目にするような気がします。
自己啓発本や開運に関係する書籍には必ずと言って良い程出てきます。
多少の表現の違いはあるにせよ、そのほとんどはトイレを毎日綺麗に
していると運気、金運が上がるというもの。
なにしろ、トイレには神様がいるのだそうで、綺麗に掃除すると
その御利益に与れるとのこと。
数年前にヒットした歌にも登場しているのかはわかりませんが、
気になったので、その神様を少し調べてみました。

 

烏枢沙摩明王(ウスサマミョウオウ)
というそうです。
天台宗に伝承される五大明王の一尊で、炎の神であり、「烈火で不浄を清浄と化す」
という力を持っていることから、不浄潔金剛、火頭金剛とも呼ばれることがあります。
元々は、古代インド神話における「ウッチュシュマ」、「アグニ」と呼ばれた炎の神で、
この世の一切の汚れを焼き尽くすという少し怖い神様です。
炎で「不浄を清浄」、「汚れを焼き尽くす」というところに掃除との関連をうかがわせます。

トイレの神様として
トイレは「怨霊や悪魔の出入口」という思想が古くからあり、実際にも不潔なので、
ウスサマ明王の炎の功徳により清浄してきれいに変えるという信仰が伝わってきたとされています。
また、婦人科の病気から守り、子宝成就にも恵まれるとされています。
しかしこのウスサマ明王、その炎で浄化する力とは関係なく、
トイレにまつわる事(ちょっとここでは書けませんが)
で仏様を救い出したという功績から、厠を守護する者とされていたそうです。
伝承される前から既にトイレの神様だったのですね。

 

このようにとてもありがたい神様なのはわかりましたが、
なぜ金運までが上がるのか。

説としては様々な解釈があるのですが、調べていた中で
興味を惹いた2つを挙げてみます。

その1 7人の神様
家などの人間が生活する場には、7人の神様がつきます。
その7人の神様達は競争で、つく場所を決めるそうです。
例えば、1番早く着いた神様は応接間というような感じです。
以下到着順
2番:玄関
3番:リビング
4番:寝室
5番:キッチン
6番:洗面、風呂
7番:トイレ
この順番は競争とはいえ毎回同じ順位になります。
なぜならそれぞれの持物の重さが違うから。
神様は幸せにしようとやってくるので、金銀財宝を持参してきます。
その重さが軽い神様が一番早く到着し、
一番最後に到着する一番遅い神様は、誰よりも重い金銀財宝が入った
バックを背負ってやってくるので、いつも7番目のトイレしかないのです。
その神様が「ウスサマ明王」であり、トイレをいつもきれいにすることで、
金運が上がるという所以です。

その2 陰徳を積む

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