Archive: 12月, 2013

電気容量チェックの3つのポイント

事務所移転で物件を探す際に、必ず確認しなければいけない
事項というのは数多くありますが、その中でも重要な項目の一つが電気容量です。
確認せずに入居した結果、容量が足りない、または回路不足で
頻繁にブレーカーが落ちて業務に支障を及ぼすなんてことも少なからずあります。
重大なデータが消えてしまったり、機器自体の故障の原因にもなりかねません。
そんなことにならない為にも、
転居先の賃貸事務所の電気容量の確認は最重要といえます。

ここでは、賃貸事務所移転の際に電気容量を確認する3つのポイントを
ご紹介いたします。

 

point.1 現状の電気使用量を把握する
まずは現在使っている使用量を知ることが大切です。
移転で機器の増設をするのであれば、それも含めた電気使用量を
把握しておきましょう。
下の表は、事務所等で一般的に使用される機器の消費アンペア数です。

 

 

 

 

 

 

機器の大きさなどで異なりますので、あくまでも目安として下さい。

 

 

point.2 転居先の最大A(アンペア)
ブレーカーにアンペア数が表示されていますので、物件の内覧時に確認するのが良いでしょう。
出来ない場合は仲介会社や貸主に事前に確認しましょう。

 

 

 

 

 

 

上の写真は事務所などで多く使われる単相3線式と呼ばれる配線ブレーカーです。
赤、白、黒の3線が下から出ているのが特徴です。
100Aと表示されていますが、ブレーカーの下から出ている黒+白と赤+白でそれぞれ100Aづつの
電流が回路へとつながっていますので、この場合最大で200Aの容量があるということになります。
この単相3線式ではないブレーカーの場合、表示されている数字が最大アンペア数です。

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賃貸事務所の火災保険

賃貸事務所の火災保険

今年も残すところあとわずか。
都内の冷え込みも一段と厳しくなりました。
この季節、空気が乾燥して寒くなってくると
体調管理と共に気をつけなければいけないのが火事ですね。

しかし、自身が用心していても隣家の失火などは防ぎようがなく、
また日本の法律では失火責任法というものがあります。
この法律は、例えば隣家の不注意による失火からのもらい火であっても
賠償請求をすることができないというもの。
つまり、自身の財産のすべてを失っても泣き寝入りということになってしまいます。
そういう時の為に火災保険があり、ご自宅などにかけている方も多いと思います。

では、事務所やマンションなどの賃貸で部屋を借りる場合はどうでしょう。
ほとんどの物件で賃貸借契約時に火災保険の加入が義務付けられていると思います。
なぜ義務付けられているのでしょうか。
建物自体には所有者であるオーナーが加入しているので、
賃借人が入らなくてもよさそうですし、「充分に気をつけるから大丈夫」と考えられる方も
いると思います。
しかし、賃貸の火災保険の場合、建物に対する保険とは異なり、たとえ義務付けられて
いないとしても加入しておくべき内容の保険となっています。

契約手続きの一つとして加入手続きをするので、覚えていない方もいらっしゃる
と思いますので、ここでスタンダードな賃貸事務所の火災保険の内容をご説明いたします。

 

まず、以下の3つが基本的なセットです。
「家財保険」、「借家人賠償責任補償」、「個人賠償責任補償」

 

家財を守るのは自分
冒頭の方でも書いているとおり、日本には「失火責任法」という法律があり、
隣家など、他人の過失による火災被害でも賠償請求することができません。
つまり、オフィス家具やパソコンなどの家財は自分で守るというのが「家財保険」です。

 

オーナーへの賠償義務

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未来の渋谷

2012年に開業した「渋谷ヒカリエ」を皮切りに、渋谷が大きく変わろうとしてます。
2013年3月には東急東横線の歴史ある地上駅が惜しまれながらも地下へと移設。
そしてこれからも駅とその周辺が大幅に変わる予定です。

ここでは、今後渋谷がどのように変わるのか、大きく変わる代表的なものを
ご紹介したいと思います。
未来の渋谷はどうなるのでしょうか。

 

スカイウォーク
四階層のスカイデッキ構想。
現在、渋谷駅周辺が抱える問題点を改善するためのものです。
谷地形による坂道や国道246号線がまちを分断している点、歩道の混雑などが
課題として挙げられますが、この構想では、道玄坂上から宮益坂上を結ぶデッキ、また、
国道246号線を縦断するスカイデッキなどを含み、全部で12の空中回廊が出来ます。
これにより、まちの行き来がスムーズになるだけでなく、新たな空間が生まれることで、
人の混雑という問題が改善されることが見込まれます。

 

大規模ビル開発
まずはすでにオープンしている「渋谷ヒカリエ」
高さ182.5mを誇る大型商業ビルですが、なんと、これを上回る高さ約230mの
駅ビルが誕生します。渋谷駅直上に建つビルは、東棟、中央棟、西棟の3棟。
その中の東棟が高さ約230m、地上46階建ての大規模ビルです。
渋谷の新たなランドマークとなることは間違いありませんね。
また、その他にも現在の東急プラザ渋谷付近に地上17階、高さ約120m、
旧東横線ホームと線路跡地に高さ約180m、地上33階建ての大型ビルも
建設予定です。
すべて完成した時は今とはまるで違う景観になっているのでしょうね。

 

駅再編
スカイデッキの構想と併せて大きな計画とされるのが、駅の再編事業。
東横線の地下化をはじめ、今後も様々な改編がされる予定です。
まず、銀座線と山手線のホーム島式化と乗り換えコンコースの拡充。
埼京線ホームを移設し、山手線ホームと並列化する計画などがあります。
混雑を緩和するための計画ということです。

 

その他には

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