Archive: 6月, 2013

オフィス空室率の低下による影響

5月末に発表された東京都心のオフィス空室率は8.33%
これは3年4ヶ月ぶりの低水準とのことです。

たしかに、賃貸事務所の空室が少なくなってきていることは
我々も実感しているところであり、さらに今後も低下するのではないかと
予測しています。

では今後も賃貸事務所の空室率が低下していった場合に
借り手側から見るとどのように変化していくのか。
経験に基づき、少し考えてみたいと思います。

まず、これまではリーマンショック以降の不況のあおりで、
企業の倒産、合併が相次ぎ都心部の事務所空室率は上昇。
当然、空室が増えるとオーナーは困ります。
その後はご存じのとおり、賃料は下落し、フリーレントなどの
付加価値をつけることでテナントを誘致してきました。

これを踏まえて今後空室がなくなることを考えてみると、
まず賃料相場の値上がりが始まります。(現在はまだ若干下落しています)
その後、フリーレントや段階賃料などの付加価値をつける必要なく
テナント誘致をすることができますので、こうした特約を謳った事務所の募集も
無くなるでしょう。
実際に少しづつ減ってきているように思います。

またさらに空室が無くなると…
これは私の経験からなのですが、同じ事務所物件に数社の申込みが
重なることが頻発します。
まだ先行が入っていない物件を午前中に内覧を済ませ、
夕方に申し込みをしようとしたら、既に4社の先行が入ってしまった。
なんてことも実際に経験しました。

人気のビルになると、入札で決めるということもありました。

その状況まで行くかどうかは、まだ現段階ではわかりませんが、
可能性はゼロではないと思いますので、これから移転の計画を立てる
企業様は念のため、そのような事も考慮しておくと良いかもしれません。

保証金/敷金が半額に

賃貸借契約では切ってもい切り離せない保証金、または敷金。
ワンルームマンションなどの居住用では、賃料の1ヶ月分から2ヶ月分
の敷金を貸主に預けます。
賃貸事務所では、およそ6ヶ月分~12ヶ月分と契約時の
契約金の中でも相当な比重を占めます。

どの企業もそうだと思いますが、事務所などの転居時には、
イニシャルコストはできるだけ削減したいと考えるのが自然ですよね。

特に、創業から日の浅い企業など資金需要旺盛な時期に
眠らせておくだけの預託金は極力少なくしておきたい思います。

ということで、賃貸事務所ドットコムでは今回、
その保証金が半額になる物件だけを集めたページを
作りましたので、是非ご紹介したいと思います。

保証金半額の物件を特集したページはこちらをご覧下さい。

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