Archive: 2月, 2013

Q&A 定期借家契約とは?

定期借家契約については、前々回でも述べましたが、
一般的な普通契約とは異なるということで、事務所をお探しの
お客様からよく質問を受けます。

前の記事はこちら
定期借家契約のメリット・デメリット

ということで、今回は定期借家契約について、
よくある質問をQ&Aでまとめてみました。

Q.定期借家契約と普通賃貸借契約の違いはなんですか。

A.一番の大きな違いは契約の継続に関する事項。
普通契約では、正当な事由が無い限り貸主から更新の拒否は
できないので、契約の継続は更新が前提です。
一方、定期借家契約では、契約期間の満了と同時に
契約が終了し、退去することが前提となっています。

Q.契約期間が終了すると必ず出ていかなくてはいけないのか。

A.定期借家契約では更新という概念はありません。
基本的には契約が終了することになるので、その時点で退去する覚悟を
しておくべきだと思います。
退去せず、継続する場合は貸主の同意を経て再契約ということになります。

Q.期間の途中で解約はできないのか

A.原則として期間内の解約はできません。
但し、例外として契約時に中途解約ができる旨を定めた場合は、
その限りではありません

Q.なぜ定期借家契約にするのか ~その1~

A.最近よくあるケースでは、建物の老朽化による建替えです。
建替え工事予定までの期間を定期借家契約にします。

Q.なぜ定期借家契約にするのか ~その2~

A.普通契約などの契約更新時などに起こりがちな増減額交渉の
トラブルを避けるためです。
条件が合意しなければ、契約をしないという特徴がここにあります。

Q.契約する前にどちらの契約かわかりますか。

A.もちろんです。
当社では、定期借家契約の物件の場合は、物件のご紹介時に
必ずお伝えしております。

Q.再契約する場合、費用はかかるのか

A.再契約料という名目で費用がかかる場合があります。
無い場合もありますが、賃料の1ヶ月分くらいを目安とすると良いでしょう。

Q.初期費用や賃料が安いと聞いたのですが。

A.定期借家契約の物件は近隣相場と比べ安価に設定している
場合が多いようです。
理由としては、入居しやすくすることで空室を解消することや
前述でも述べた増減額交渉のトラブル回避などがあります。
取り壊し予定建物の場合も同じく安価に設定しています。

 

以上、簡単ではございますが、定期借家契約についてのご質問で
多くいただく項目をまとめてみました。

ここでも分かり難い事がございましたら、ご遠慮なくお問合せ下さい。

 

 

 

プラグインを公開!数字がクルクルとカウント!

賃貸事務所ドットコムでは、他のサイトでも多く使われているjQueryをJavascriptのメインライブラリーとして使用しています。

jQueryは、多くのプラグインが公開されていて、リファレンス(jQueryの解説)も、ネット上で多く存在しているので、解らないことは調べながら作業が出来て便利です。

さて、今、「プラグイン」というのが出てきましたが、プラグインとは、jQueryを拡張するための物です。数多くのプラグインが無料で公開されているので、jQuery+ プラグインを使うことで、簡単に色んな事が出来るのがjQueryを利用する一番のメリットだと思います。(興味がある方は、「jQueryプラグイン」などと、Googleで検索してみてください。)

いつもは、使わせてもらってばかりのプラグインですが、思い切って弊社で作ったプラグインを、公開したいと思います。

Continue reading »

定期借家契約のメリット・デメリット

賃貸事務所の契約は、大きく分けて「普通賃貸借契約」と「定期借家契約」の
2つがあります。

住居でも事務所でも賃貸の契約は期間を定め、期間満了になれば契約の更新をします。
これが普通賃貸借契約。
普通と付くだけあって、一般的な契約といえます。

一方、あまり馴染みのない定期借家契約とはどういう契約なのか。
更新ができない?

ここでは、定期借家契約の説明を交えながら、
借主からみたメリットとデメリットをお伝えしようと思います。

まず定期借家契約とは、一定の期間が満了すると同時に契約も終了し、
更新をしない契約の事です。。
定期借家契約には「更新」という概念がありません。

賃貸借契約を続ける場合には、再契約ということになりますが、
再契約できる保証は一切ありません。通常は期間満了時に再度貸主と借主双方が合意して
再契約が可能になります。

この契約にする理由としては、建物の取り壊し予定がある場合や
期間満了で必ず契約が終了するので、貸主は正当な理由が
なくても借主に退去してもらうことができるという点です。
※普通賃貸借では正当な理由がないと立退き請求はできません。

これを踏まえて、借りる側からのメリット、デメリットとは何か。
デメリットからの方が、よりわかりやすいと思いますので、
まずはそちらを説明します。

定期借家契約のデメリット

  • 合意できなければ退去しなければならない
    先でも少し触れましたが、定期借家の場合は賃貸借期間満了と
    同時に契約が終了します。貸主が再契約を認めなければ退去しなければなりません。
  • 期間内の解約ができない
    定期借家契約では、原則として定めた期間内の解約ができません。
    途中で移転したくてもできないということになります。
    但し、契約時に特約として中途解約ができる条項があれば、
    その限りではありません。

つづきまして、
定期借家契約のメリット

Continue reading »

私がお客様の立場なら、絶対頼まないなと思う不動産会社の特徴5項目

今回は、不動産会社の悪い例として
私がお客様の立場なら、絶対に頼みたくないという特徴を
5項目に絞り込んでみました。

あくまでも主観です。

  1. レスポンスが遅い
    これはいかなるビジネスでも共通する事だと思います。
    問合せをするのは、物件に興味があるか、条件を伝えて探してほしいからです。
    今すぐ情報を知りたいからアクションを起こすのに、返事がないのは困ります。
    また、取引を始めてからもこちらから電話しないと状況が分からないというのも嫌です。
    例えば、申込をした後に入居審査が終わるまで連絡がないような場合など、
    進捗状況を教えてもらえないと不安になります。
  2. 電話やメールで済まそうとする
    オフィスの移転は企業にとって一大イベント。
    打合せは、電話やメールだけでは話が進まないと思います。
    直接会って打合せをすることが物件探しの近道です。
  3. 提案力がない
    様々な物件を提案してもらえないという意味です。
    興味があった物件を実際に見に行ったが気にいらなかった場合など
    すぐにでも違う物件を提案してもらいたいものです。
    せっかくプロに頼むのですから、プロ目線で選んだ物件を紹介してほしいです。
  4. 手数料なしと言って実は別でとられる
    よくあるパターンですが、仲介手数料はいただきませんと言っておきながら

    Continue reading »