事務所移転で物件を探す際に、必ず確認しなければいけない
事項というのは数多くありますが、その中でも重要な項目の一つが電気容量です。
確認せずに入居した結果、容量が足りない、または回路不足で
頻繁にブレーカーが落ちて業務に支障を及ぼすなんてことも少なからずあります。
重大なデータが消えてしまったり、機器自体の故障の原因にもなりかねません。
そんなことにならない為にも、
転居先の賃貸事務所の電気容量の確認は最重要といえます。
ここでは、賃貸事務所移転の際に電気容量を確認する3つのポイントを
ご紹介いたします。
point.1 現状の電気使用量を把握する
まずは現在使っている使用量を知ることが大切です。
移転で機器の増設をするのであれば、それも含めた電気使用量を
把握しておきましょう。
下の表は、事務所等で一般的に使用される機器の消費アンペア数です。
機器の大きさなどで異なりますので、あくまでも目安として下さい。
point.2 転居先の最大A(アンペア)
ブレーカーにアンペア数が表示されていますので、物件の内覧時に確認するのが良いでしょう。
出来ない場合は仲介会社や貸主に事前に確認しましょう。
上の写真は事務所などで多く使われる単相3線式と呼ばれる配線ブレーカーです。
赤、白、黒の3線が下から出ているのが特徴です。
100Aと表示されていますが、ブレーカーの下から出ている黒+白と赤+白でそれぞれ100Aづつの
電流が回路へとつながっていますので、この場合最大で200Aの容量があるということになります。
この単相3線式ではないブレーカーの場合、表示されている数字が最大アンペア数です。
写真は分電盤。左右に並ぶ黒いスイッチが回路です。
このように賃貸事務所の場合、使用量オーバーによりすべての電気機器が
ダウンしてしまわないように回路をわけて配線出来るようになっています。
一つの回路は通常20Aです。
回路数が不足していると偏った使用になってしまい、オーバーすると
その回路の電気は落ちてしまうことになります。
したがって、予備の回路数は確認しておいた方が無難です。
また、この回路に繋ぐコンセントは使用する電気機器の種類によって
分けることが安全です。
落ちてしまうと深刻な事態になるサーバーや複合機など電気使用量が大きい物は単独で使用し、
パソコンに使う回路はパソコンだけにしておくと、他の機器の影響で一緒にパソコンも
落ちてしまうという事態を避けることができます。
電気容量のトラブル回避の為に、この3つのポイントを参考にしてみて下さい。
以上、「電気容量チェックの3つのポイント」でした。
さて、本日は当社の仕事納めです。
誠に勝手ではございますが、2013年12月28日より2014年1月5日までを
休業とさせていただきます。
通常営業は2014年1月6日からとなりますが、休業期間中もメールでの
お問合せは受付けております。
1月6日の午前より順次ご返答させていただきますので、よろしくお願い致します。
今年も多くの方々にご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
来年もより多くの出会いがあることを願い、社員一同精進して参りたいと存じます。
本年と変わらぬご愛顧を、何卒、宜しくお願い申し上げます。
それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。
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