2013年12月時点で集計した都内の賃貸事務所市況は、
東京都オフィス街主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の空室率は、
低下傾向にあり5%台。
しかし、賃料の値下がり傾向は止まらず最安値を更新しています。
つまり、空室は減ってきているのに、賃料相場が下がっていると
いうことになります。
数字データをまとめると上記の表のようになります。
以前にこのブログでは、空室率が低下してくると値上がりが予想されるとお伝えしました。
その時のブログはこちら「オフィス空室率の低下による影響」
しかし、昨年末のデータを見ると相変わらず空室は少なくなってきているのに、
賃料平均は下がり続けていますね。
誰もが入居したがるような優良物件はゆるやかに値上がりをしているように感じていましたが、
市場は二極化されていると考えられ、実際にデータで見るとこのような状況です。
いつまでこの状況が続くのか?
年が明け、2014年になってからの集計はまだなので、
正式にはまだなんとも言えませんが、
日々、お客様に賃貸事務所の物件をご紹介し、
生きた情報を扱っている者として実感しているのは、
新年を待っていたかのように値上がりが始まっているという事です。
私だけではなく、当社スタッフも同じような感想です。
昨年末の賃料坪単価から2,000円upしているという実例もあります。
2014年になってから稼働日は10日も経っていませんが、
すでにそう実感せざるを得ない状況にあるのは確かです。
賃貸の物件市場は1月から3月までが、年間でも非常に活発に
動く時期でもありますので、今後も値上がりしていくのではないかと
予想されます。
これからオフィス移転をされる方は、賃料相場の再チェックをされて
みてはいかがでしょうか。
遅ればせながら
皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します。
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